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からゆき哀歌のネタバレ 第4話「白拍子~橘という遊女~」

漫画「からゆき哀歌~異国に売られた日本の女たち~(安武わたる作)」

第4話「白拍子~橘という遊女~」のあらすじと感想をご案内致します。

時は室町時代。白拍子、という男装の美女がその舞で都の人々を魅了していた頃。白拍子のひとりで人気の「橘御前」の悲しい愛のお話です。

からゆき哀歌の第4話ネタバレ「白拍子~橘という遊女~」 

幼いころ別れたすずと十郎太


十郎太の村の隣家の娘・すずは、2つも年下なのに「十郎太!」と呼び捨てにするような少女だった。

小さい頃から妹のようにかわいがっていたすずのため、十郎太は自分ができることならなんでもしてやろうと思っていた。



十郎太はいつか大人になったら、すずを嫁にもらい、両親のような沢山の子供がいる家庭を築きたいと夢見る。

ところがある日、村は野盗に襲われて全滅、すずはさらわれてしまった。

11年後の再会


あれから11年・・・十郎太は再び「すず」と出会った。すっかり大人びた美しい女性になっていた。

すずは都で高名な白拍子になっており、「橘御前」と呼ばれていた。



野盗にさらわれたあと、人買いに何度も売り買いされ、最後に禅寺のお師匠に拾われて白拍子としての修行を積んだのだという。

十郎太は流れの芸人としてあちこちを歩いており、白拍子の舞の楽士として雇われる。

その舞は優美であでやかであり、十郎太は思わずみとれた。

クマ公こと熊木繁成に仕える橘御前


白拍子の身分は低いが、貴族には大人気で、ときには夜の相手もする。

すずは、橘御前として熊木繁成に仕えていた。野盗に売られてから、想像を絶する目にあわされてきたすずにとって、その程度のことはもう慣れっこだった。



辛い目にあわされてきたすずのことを思い、十郎太は「もうよしてくれ」とすずの言葉を止める。

「白拍子などやめて、村へ帰らないか」

土地を耕してふたりで子供を持ち、穏やかに暮らそうと誘う十郎太に、すずは「夢は寝ているときに見るものだ」と軽く微笑んで去っていってしまう。

遊女として使われるすず


熊木繁成のもとで、すずは都合のいい遊女として扱われていた。

もてなさなければならない貴族の機嫌を取るために、「おふたりを別室でもてなしてさしあげろ」と言われれば、言われたとおりにこなす。

「遊女がおると重宝だ。が、もう去ね」

熊木はなぜか、すずに出て行けと言い出す。そして、あの幼馴染とでも、夫婦になって暮らせ、と。

熊木を愛していたすず


「クマ公が、おれはもういらぬと」

すずはなぜか、泣いていた。熊木のことを愛していたからだった。

熊木には過去に愛して報われぬ恋をしており、その痛みを抱えて生きていた。



好いた相手に好かれぬというのは、いくつになってもこたえるな。

そういう熊木に憐れみを感じ、やがてそれが恋に変わっていったのだった。

自分が熊木を幸せにしてやりたかった、と泣くすずを見て、一緒にここを出て夫婦になろうと十郎太は慰める。

十郎太の正体は?


明日の晩出ていこう、と言った十郎太だったが、片付けなければならないことがあるとすずを待たせた。

だが、館に火が燃え上がり、すずは十郎太がスパイだと気づく。

第4話の感想


幼いころに山賊にさらわれて、白拍子になった少女・すず。

離れ離れになっていた幼馴染と再会しますが、結局は昔のようには戻れず、すずには愛するひとができていました。

不遇な運命に虐げられながらも、自分が愛するひとを幸せにしてやりたかった、と言えるすずの女性としての強さに惹かれます。

最後はかなり切ないものでしたが、すずは一番愛するひとと過ごせたことで報われたのではないかと感じます。

 

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